投信EXPO2016に行ってきました
投信EXPO2016に行ってきました。
投信EXPO2016
投資信託のイベント投信EXPO2016に行ってきました。
先に、このイベントを受けての結論です。
- 分散投資は有効
- 経済分析や資料には朝倉智也氏の本がいい
- 今後の投資商品の組み換え
経済状況については、世界の低金利政策や新興国の伸び悩みなどありますが、投資戦略としては分散投資が基本となるのは変わりませんでした。
これからの積み立て計画
今回のイベントを受けて、これからの資産運用の積み立て計画はこんな感じにします。
投資信託 | タイプ | 比率 |
---|---|---|
ひふみプラス | 国内株式 | 10% |
SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン | 外国株式 | 30% |
たわらノーロード先進国株式 | 外国株式 | 10% |
たわらノーロード新興国株式 | 外国株式 | 20% |
たわらノーロード先進国債券 | 外国債券 | 15% |
たわらノーロード国内リート | 国内リート | 5% |
たわらノーロード先進国リート | 外国リート | 10% |
合計 | – | 100% |
これで利回り6%前後のリターンが期待できると思います。NISAの口座なら年間120万円までは無税なので、毎月10万円を積み立てるといい感じにお金が増えていきますね。
具体的な分析やデータなどの資料については、イベント主催のモーニングスター社長の朝倉智也氏の本がとてもわかりやすくてよかったです(当日プレゼントでいただきました)。
本では、世界の経済や投資状況のデータを紹介した上で、どういった投資戦略が有効かということを紹介しています。
個人的にも朝倉さんの考えに共感するので、基本方針は本になぞっていくことになります。それに加えて、今回のイベントで知った新しい投資信託を今後の投資運用に組み替えていきたいと思っています。
モーニングスター社のツールが便利
投資戦略の要となるポートフォリオの組み方については、イベントでも紹介のあったモーニングスター社のページのツールが簡単でわかりやすかったです。
上のページの「さっそくポートフォリオを組んでみる」をクリックすると、当初の資金や積立金額、期間、目標金額を設定すれば自動的に利回りやおすすめの投資信託を紹介してくれます。
利回りが5%くらいなら長期運用で普通に期待できるので、定期貯金をするくらいなら投資信託の運用がおすすめです。
例えば、毎月1万円の積み立てで30年続けて運用するとするとかなり違ってきます。
- 利回り0% → 360万円
- 利回り6% → 1000万円
ちなみに、ぼくはこの10年くらい投資信託を中心とした運用をしていますが、元手に対して資産が2倍くらいになりました。
やったことは最初の1か月くらい投資全般の勉強と、投資の分散方法を考えたくらいです。それ以降は、毎月決まった額のお金を最初に決めた投資信託に分散しただけで10年で2倍になりました。
今後の投資運用
今までの投資の方針は次のようにしていました。
- 分散投資(時間と投資先の分散)
- 低コストの投資信託が中心(ノーロード & インデックス)
今後も基本は上の2つになりますが、今回新しく面白そうな投資信託があったので、それに組み替えてみようかなと思っています。
比率 | 備考 | |
---|---|---|
国内株式 | 10% | |
国内債券 | 0% | |
外国株式 | 60% | 先進国40% 新興国20% |
外国債券 | 15% | |
その他 | 15% | 外国リート10% 国内リート5% |
高めの利回りを狙って70%を株式、残りを債券とその他にします。これで利回りが5~6%くらいの期待値です。短期だとばらつきますが、10年、20年以上の長期で運用すれば期待利回りに近づくと思います。
たわらノーロードに注目
少し前に気が付いたのですが「たわらノーロード」という投資信託の運用コストが小さいことに気が付きました。
今回のイベントでもセミナー紹介がありましたが、これからはこのたわらノーロードを中心に組み込んでいきたいと思います。
たわらノーロードシリーズはひととおりの投資対象があって、他のノーロード・インデックスファンドよりも運用コストが小さいのが特徴です。今までeMAXISやニッセイ、SMTなどで運用してきましたが、これからは「たわらノーロード」に切り替えて積み立てようと考えています。
スパークスの厳選投資
イベントセミナーで知った面白そうなファンドがスパークスが運営する『厳選投資』という投資信託です。
厳選投資は日本株がターゲットのアクティブファンドですが、8年間の運用で12%という非常に高い利回り実績があります。TOPIXは同じ時期に3%くらいの利回りなので、厳選投資ファンドがいかに優れているかがわかります。
10~20銘柄に厳選して投資を行い、会社の調査に力を入れることで効率のよい成績を狙うファンドです。バフェットのやり方に似ていますね。
購入手数料が3.24%、信託報酬が1.78%とノーロード・インデックスのファンドと比べるとかなり割高ですが、12%の運用利回り(TOPIXより9%高い)で今後も運用できるならば、組み込んでみてもいいのかなと思いました。
ぼくは日本株の10%部分にはこのスパークスの厳選投資を割り当てようと思っています。
配当貴族という考え方
今回のイベントセミナーで初めて知ったのですが、「配当を増配し続ける企業のインデックス成績は通常のインデックスよりも成績がいい」という実績があるようです。この配当を増配し続ける企業を配当貴族と呼んで、配当貴族指数なるものも数値化されているようです。
運用の信託報酬は他のインデックスと同じように低めの設定ですが、購入手数料が3.24%と高めなので今回は見送り予定です。今後、この購入手数料に見直しがあれば組み込んでいきたい投資信託だと思いました。
追記
マネックスとSBIに口座を持っているのですが、どちらも配当貴族の投資信託はノーロード(購入手数料が0円)で購入できるようです。なので、この配当貴族の銘柄も取り入れようと思っています。
おわりに
ここで紹介した投資信託以外にも、ひとくふう先進国株式ファンド』や金などの投資関連もありました。
分散・長期・低コストという基本戦略は変わりませんが、新しいファンドの情報や世界情勢についていろいろと勉強になったイベントでした。
今年はたまたま東京ゲームショウと重なったので参加してきましたが、来年も開催されるなら投信EXPO単体でも東京まで足を運ぼうと思いました。