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アセットアロケーションとかの話

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資産運用とかのお話。

アセットアロケーション

2016年になってからの投資市場の激動がすごいですね。ぼくは資産運用の一環として画像のような資産集計をやっています。集計をはじめてそろそろ1年が経つのですが、最近は資産のアセットクラスを見えるようにしいます。

アセットクラスとは、資産運用する上で資産の性質ごとに分類することです。大きく分けて次のような感じです。

  • 日本株式
  • 日本債権
  • 外国株式
  • 外国債券
  • その他

自分の国(日本)と外国を分けて考え、それと株式と債券という資産の特性に分けて考えるのが一般的です。さらに、その他として不動産や金、原油など、先ほどの分類に属しない物もあります。

資産運用の世界では、「投資成績はアセットクラスの比率(アセットアロケーション)で決まる」と言われています。「株式の個別銘柄をどこにするか」や「どのタイミングで投資するか」などよりもカギを握る重要な考え方です。

そもそもなぜ資産運用するのか

そもそも「なぜ資産運用するのか?」というと、資産運用する方がリスクが小さくなるからです。

日本の場合は、銀行貯金や郵便貯金などの定期貯金にほぼ全額預金するのが一般的です。実際、日本ではバブル崩壊から失われた10年、20年と言われる間は、定期貯金のリターンが他の投資よりもよかったのも事実です。ただ、これは結果論で、投資の期待値やリスク面から考えると実は危険な投資戦略です。

もともと、投資は期待値として必ず+(プラス)となります。株式にしても定期貯金(債権)にしても、お金を貸す(貯金)と利子が付いて貸した以上にお金が返ってきます。定期貯金では0.1%を割るような低利率ですが、それでも必ず元本以上になります。(マイナス金利の話もありますが、ここでは触れません)

一般的にはリターンはだいたい次のような感じです。

  • 株式 : 4%
  • 債権(貯金) : 0.5%
  • その他 : 2%

その国の経済状況や政策、世界情勢などによっても変わりますが、長い時間で見たときの平均的な期待値は上のような感じになります。もちろん、1つの個別銘柄やタイミングによっては全然違った結果となりますが、資産運用は長期的に考える必要があるので、その分野(アセット)や長い時間軸で考えることが有効です。

この時、株式や債券、その他それぞれの資産分野はお互いが無相関で値段が動きます(実際には軽い相関あり)。これらの資産群はそれぞれ無関係に動くので、これらの資産の分類比率に応じたリターンが期待されます。

そして、ここが重要な点ですが、分散投資をすることでリスク(ばらつき)を小さくすることができるという理論があります。この理論を提唱したマーコビッツは1990年にこの理論でノーベル経済賞を受賞しました。

この理論の見方を変えると、定期貯金だけにお金を預けるよりも、いくつかのジャンルの違った資産に投資をする分散投資の方がお金の価値が減らないということになります。

貯金は『円』に投資すること

投資の世界では、貯金は「円(日本の債券)に投資する」という見方をします。日本だけで考えると、満期になると必ず預けた金額よりも多く返ってきます。

ところが、日本だけで考えてもインフレがあると、実際には資産が目減りすることがあります。わかりやすい例として、100万円を10年あずけて101万円になったとします。額面のお金は必ず上がりますが、その10年の間にインフレして100万円の価値自体が10年間で90万円まで減ってしまうことがありますす。こうなると資産価値としてはもともとよりも下がってしまいます。実際、日本はほぼ横ばいですが、世界的にみると2%くらいでインフレしています。

このインフレのため、貯金では実質の資産が減ることがあります。

ところが、株式はインフレに追随する性質がありますので、株式にも投資することでインフレ分の目減りを軽減できます。

アセットアロケーション、分散投資の大切さ

上ではインフレなどの経済状況で、「資産が目減りすることもある」ことを説明しました。

今は日本だけを考えましたが、これに日本以外の世界を考える必要があります。いくら日本の株と債権に分散投資していても、『円』が弱くなると世界的にみると自分の資産が減ってしまうことがあります。特に、円安となると世界経済に対して資産の目減りが起こってしまいます。

こういった為替の影響を避けるため、日本以外の国や資産へ投資する必要が出てきます。先ほどのノーベル賞の理論をベースに、国際的な分散投資をすることでリスク(ばらつき)を小さくできます。これは為替などのリスクも軽減できます。

リターンは分散した資産の平均となるので、資産形成のような長期的な観点ではいろいろな資産に分散投資することが上手な投資戦略になります。

このあたりの話はこの本に書いてあります。基本理論は昔も今もそれほど変わりませんので、中古の1円本などで読んでみるといいと思います。

分散の比率

分散の比率が投資の成否にかかわるのですが、これは投資する人の年齢や経済状況で変わってきます。

ぼくの場合は次のような感じになることを1つの目標にしています。

  • 株式 : 60%(日本20%/外国40%)
  • 債券 : 20%(日本0%/外国20%)
  • その他 : 20%

これ以外に、すぐに引き出せるように現金を100万円くらいにして、投資戦略を考えています。基本は毎月定期貯金のように決まった額を、今の資産が資産比率に近づくように投資しています。投資のジャンルは投資信託のインデックスを中心としています。

確定拠出年金も同じような比率で購入しておき、年末年始のタイミングで資産のばらつきがあると上の比率になるように掛け率を微調整します。

ぼくはまだ30代なので今後も収入が入ってくることを期待できてリスクを大きくとれるのですが、退職近い人やリタイアした人は今の資産を守る必要があるので、株式のようなリスク資産の比率は小さい方がよいとされています。

ところで、最初の資産の円グラフでは、日本の株式が50%近くの比率になっていて、目標のバランスとかけ離れてしまっています。これは、ごく稀に購入した個別銘柄の株式がかなり値上がったのを放置しているからです。他の資産も同じように追従すればもっとよかったのですが・・・

比率を合わせるようにわざわざ銘柄を売ることはせずに、目標に近づくように着々と投資続けるのがぼくの場合の投資戦略です。

去年の夏から20%くらい目減りしてかなり残念な状況の昨今ですが、とりあえずこんな感じで続けています。