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5ドルコンピューターRaspberry Pi Zeroが登場しました

Raspberry Pi Zero

5ドルコンピューターRaspberry Pi Zeroが登場しました。

Raspberry Pi Zero

Raspberry Piの新モデルとして5ドルのRaspberry Pi Zeroが登場しました。

特徴

  • CPU : 1GHz → Raspberry Pi 1より40%高速
  • RAM : 512MB
  • microSDスロット
  • Micro-USB(電源用とUSB用)
  • mini-HDMIソケット
  • 40ピンのGPIO(A+/B+/2Bと同じ配置)
  • 65mm x 30mm x 5mm

Raspberry Piのブログ記事によると、CPUはRaspberry Pi 1(A/B/B+)と同じBCM2835のようです。クロックが1GHzになっているのでRaspberry Pi 1よりも40%高速との表記があります。

他のスペックもRaspberry Pi 1シリーズと同じような感じですが、このあたりが他のシリーズと違います。

  • $5(安い)
  • Ether(LAN) Portなし
  • オーディオ端子なし
  • カメラポートなし

周辺機器はUSB(1つ)か40ピンのGPIOで接続する感じです。USBポートが1つだけなので、キーボードやマウスといった複数のデバイスをつなげたいときは、USBタップが必要になりそうです。

他のRaspberry Piとの比較

20151127_2

今回のRaspberry Pi Zeroと他のRaspberry Piを簡単に比較してみます。

項目 Raspberry Pi Zero Raspberry Pi B+ Raspberry Pi 2
値段 $5(610円) 3078円 4900円
CPU 1GHz(BCM2835) 700MHz(BCM2835) 900MHz 4core(BCM2836)
RAM 512MB 512MB 1GB
SDカード microSD microSD microSD
USB 1 4 4
映像 Mini HDMI HDMI/RCA HDMI/RCA
GPIO 40 40 40
大きさ 65x30x5 85.6×56.5×18 85.6×56.5×18
消費電流 ? 600mA(3W) 900mA(4.5W)

※値段はRSコンポーネンツを参考にしています。

Raspberry Pi ZeroのCPU性能(処理性能)は

 Raspberry Pi 2 > Raspberry Pi Zero ≒ Raspberry Pi B+

こんな感じでRaspberry Pi 2よりは劣りますが、他のRaspberry Piとは同じくらいになりそうです。そして、大きさは今までの半分くらいになっていますので、かなり小型なコンピュータになっています。

少し気になるのが消費電流です。スペックでは公表されていませんが、おそらく600mA~800mA(3~4W)程度になるのではないかと思います。CPU(SoC)自体に変化がなくクロックもアップしているので、今までのRaspberry Piと同じくらいは発熱しそうです。そうなってくると、基板の大きさが小さいので今まで以上に高温にならないかと心配になります。
(2015年12月9日追記:Raspberry Pi Zero – Power Consumption Comparisonこのサイトを見るとRaspberry Pi Zeroの消費電流は140mA(0.7W)程度のようです。ということで、そこまで熱の心配はいらなさそうですね)

全体的に見てみると、小型の機器に組み込んだり、ちょっとした試作には十分すぎる性能がありますので、これが600円程度で買えると思うとすごいことですね。

海外通販になりますが、Raspberry Pi Zeroはこちらから購入できるようです。

おそらく、量産体制が追い付いてくると上で紹介したRSコンポーネンツでも販売開始されると思いますので、気長に待ちたいところですね。

おわりに

今までのRaspberry Piシリーズ自体もかなりの安さでおどろきでしたが、今回の$5には『まじか?!』という感じです。普通ならCPUやマイコンだけでも500円くらいするのに、Raspberry Pi Zeroはコネクタや基板もついて600円程度とかすごすぎです。

実際には、SDカードや電源用のUSBケーブルが必要になりますので、最低でも1,000円以上はかかってしまいますが、ホビーレベルを考えるとすごくうれしくなります。

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ぼく的には無線機能が欲しいところですが、これについては仕方のないところですね。このあたりのお話は9ドルコンピュータ?として以前取り上げたchipという開発中のプロジェクトがあります。

実は個人的にはRaspberry Pi Zeroよりもこのchipの方が興味があったりします。というのは、chipは$9とRaspberry Piよりも少し高いのですが

  • 無線付(Wi-Fi/Bluetooth)
  • SDカードいらず

Raspberry Piと違って、電池をつなぐだけで動作します。無線機能が最初から搭載されているので単体で遠隔操作もできますし、4GBのNANDメモリーがあるのでSDカードもいりません。なので、ケーブルレスの単体で動かしたいときは、chipの方がRaspberry Pi Zeroよりも安くて簡単にできることになります。

面白そうなので、ぼくはこのchipを予約しました。うまく購入できるところまでいくかはわかりませんが、もし入手できたら紹介したいなと思っています。